賃貸でもピアノを気兼ねなく、自分の弾きたいタイミングで自由に演奏したいと思うことがあるでしょう。持家の場合は音漏れが気になれば防音工事を自由に行うことができますが、賃貸物件の場合は難しいこともあります。隣や上下など周囲と密接している環境なので、音だけではなく振動も伝わりやすくなっています。音漏れが気になるものの、自分の所有物ではないので工事はできないと諦めてしまうこともあるかもしれません。
しかし、防音工事にもたくさんの種類があり、賃貸物件でも工事が行えるようになっています。マンションにお住まいでピアノを演奏したいと困っている方は、賃貸マンションで行える防音工事について検討してみましょう。
マンションでもできる工事
防音工事というと大規模な工事をイメージする方もいますが、希望や予算に応じて最小限の工事で効果を発揮することができます。
マンションなど賃貸物件の場合は退去する時に元の状態に戻さなくてはならないため、あまり大きな工事をしたくないという人もいます。そんな時は部屋全体を防音室にするのではなく、部屋の中に小さなカプセルを設置し、その中にピアノを置いてもらうようにしましょう。カプセル自体に防音効果がありますので、部屋を直接工事する必要はありません。
転居する際にはカプセルごと移動することができることから再工事なども不要で、再び同じ状態で使用することができます。部屋全体を防音するのと比べ料金も安く、工事期間も短くて済むことが特徴です。
低予算でできる防音工事とは
防音にしたいけれど予算に限りがあるという方は、最低限の場所のみ防音工事を行うこともできます。周囲に音が漏れるのは窓やドア、壁などからです。マンションのように壁を壊すことが難しい場合は、窓やドアのみを防音効果のあるものに変更すると良いでしょう。壁を工事しない分安く行うことができます。
壁からの音漏れが気になる方は壁に吸音材や遮音材を貼ることで防ぐこともできます。室内にサッシを二重に取り付けると、外の音やピアノの音を聞こえにくくする効果もあるため経験豊富な業者に相談するとその人や部屋の環境に合った最適の工事をしてもらうことができます。
このようにマンションでも防音対策を行うことは可能で、防音を行うついでにリフォームをすることもできます。マンションで防音対策を諦めてしまっている方の参考になれば幸いです。