ピアノの音で周囲に迷惑をかけたくない、周りが気になり思うように練習できないと困っている方もは、防音工事について検討をするのがおすすめです。防音工事が気になるけれどどのような雰囲気になるのか分からないという場合は、防音工事を行う前に防音室を体験してみると良いでしょう。
防音室は普段聞こえるはずの音を周囲に漏らさないため強制的に遮断する工事を行っているので、普通の部屋とは少し違っています。部屋の中にいれば何も変わらないと思われるかもしれませんが、壁や床が厚くなるような素材を使用しているため、密閉空間のような、飛行機に乗った状態になることがあります。工事を行う前に体験をしてみると、どんな部屋になるのかイメージしやすくなります。プロに工事を依頼すると音響などを考えてくれるため、違和感を最小限に抑えることができ、練習に集中できる環境になります。
防音工事の施工方法とは
工事の業者は、ピアノの音を防音したい目的など、カウンセリングを十分に行ってから工事を行ってくれます。カウンセリングに重点を置くのは、どの程度の防音を望んでいるのかきちんと依頼者と作業者で認識を合わせるためです。防音のレベルによって使用する材料や方法が変わってきますので、事前の打ち合わせはとても重要です。
施工方法は、既に部屋が存在している場合は床や壁、天井などのパネルを剥がしてむき出しの状態にします。そこへ遮音性の高いパネルを埋めてから表面に音を吸収する素材を取り付けます。天井には音だけでなく、音の響きを抑制するための素材などを埋め込み、遮音効果のあるパネルを表面に貼り付けます。床は遮音以外の振動を抑える素材と、音を吸収するパネルで工事をします。
施行前の注意点とは
防音工事を行う前に事前に見積もりを確認するようにします。見積もりを作成する前にはあらかじめ部屋の下見や状態を把握する必要がありますので、できるだけ無料で確認や見積もりの作成をしてくれる業者がおすすめです。
一級建築士がいるだけでなく、ピアノを演奏するための場所を作れるよう音響コンサルタントもいる業者にすると、いいアドバイスがもらえるだけでなく、より素敵な環境を作りやすくなります。施行後は防音機能を数値で確認できるような業者だと安心です。このような点をチェックしながら業者を選び、施工を依頼するようにしましょう。疑問に思ったことは何でも話せるような関係を作れると、アフターメンテナンスも依頼しやすくなります。